のぼりの使い方は宣伝以外にもあります。人に必要な事を伝えるためにいろいろなところで設置されています。その一例が交通安全です。信号の横や学校の周りなどに置かれたり、警察の横に立てられたりし、多くの人々に交通安全を啓蒙して、無残な交通事故を防止する役柄を果たしています。
のぼりとは、おおかたが広告ですから、占いなどで言う飾る方向などは重視されません。大切なのは客が我が店に来るためのテクニックです。これを身に付けるのはのぼり間のスペース配分など、多くの技術があります。漠然と飾れば人が来る、そんな思いではなく、人を呼ぶテクニックを手にする必要があります。
のぼりに色を入れる手法はいろいろあります。ポスターを印刷する程度の印刷機で一気に印刷する手法もありますが、ひとつずつ染色と同じくらい手作りで作る方法もあります。当然単純な物が安いのですが、繊細な色を入れる後者の方法も今に至ってもすたれてはいません。

ネットの相談サイトに、家のそばの電柱にのぼりが立てられ不愉快だ。どうすればよいか?と載っていました。ここでの質問の答えは電信棒に付けるのは法に触れる。しかし勝手に取り外してはよくないのでは。業者に連絡をして法律違反だから取ってくれと言うのが正しいのではないかと記されていました。
こいのぼりがあげられるのは5月5日です。江戸の中期、武家が5月5日に家の中に槍、刀などを飾って祝ったのに反して、当時の庶民たちはこいのぼりを考え出したとの事です。この5月5日に対して3月3日は女子のお祝いとして桃の節句があり、お雛様などを飾ってお祝いをします。
神社ののぼりの素材は一般的には綿です。ただ、綿にも種類があって、舞布はちょっと分厚くざっくりした触感の物で、綾は文字通り綾織の斜めの生地、また、高級品の榊、また、榊より高い幣などがあり、使う所や使い方によっていずれかの素材を用い染物工場に特注で頼むのが常です。

古くから伝わっている寺社ののぼりは、専門店で復元を依頼することが可能で、高名な書家やその土地の有力者の筆跡を、プロの卓越した技術やキャリア、知識によって精細に再生することができ、下書きを縁って糊を塗ってから一文字一文字染め上げ、洗濯、シワ伸ばしして出来上がるようです。
のぼりの元祖と言える布を使用した旗が日本に来たのは3世紀。当初の旗の使途は様々で王様の姿をあしらったり、信号をとどける道具として使われたりまた、日本ののぼりと等しくたたかいの際に敵軍、自軍を区別するためのアイテムとしてなど、多岐に渡った使い道がありました。